「せせらぎこみち」は、かつて安積疏水の第5分水路として農業用水として利用されていました。郡山市の発展に伴い市街地化が進み、排水路として水質が悪化、整備が急がれておりました。
1995年(平成7年)年度〜2001年(平成13年)年度にかけて、国土交通省の水環境・再生下水道モデル事業(現・水環境創造事業)として生まれ変わりました。公共下水道114号雨水幹線として上下二段構造とした整備が行われ、上部の「せせらぎ水路」は、下部雨水管渠を流れる雨水を浄化した雨水を流し、遊歩道を配して憩いの場を創出しています。(撮影:8/16/2017)
↑「台新せせらぎこみち・開成せせらぎこみち」は、第二期の水環境創造事業(水循環再生型)として2002年(平成14年)3月に完成しました。入口は県道6号線(郡山湖南線)沿い、ヨークベニマル台新店東側にあります。
↑「台新せせらぎこみち」入口に立つ案内図。第二期の「台新せせらぎこみち・開成せせらぎこみち」は、全長2,100メートルあります。
↑入口に建つブロンズ像は、日本芸術院会員 三坂 耿一郎(みさか こういちろう)氏作「フォルム1」。三坂氏は、郡山市湖南町出身の彫刻家で、郡山市名誉市民でもあります。開成山公園(かいせいざんこうえん)の広場に建つ「開拓者の群像」も三坂氏の作品です。
↑水が涌き出して「せせらぎ水路」の始まりです。
↑綺麗な遊歩道が整備されています。
↑以前は、何か掲示されていたのでしょう。
↑「せせらぎこみち」は民家の敷地からも出入り口があります。
↑ヨークベニマル台新店の東側駐車場からも出入り口があります。
↑生活道と交差します。飛び出さないように「くるまにちゅうい!! ストッピー!」の標識があります。通りを挟んで「自転車は降りて通行して下さい」標識があります。
↑更に地面には「みぎをみて ひだりをみて とまれ」の表示があります。パンダのイラスト入りで馴染みやすいです。
↑道を渡った先の標識のウラは…、「すとっぷ」にデフォルメしたイラストが面白い!
↑水路に架かった木製の橋を渡って進みます。
↑平行して通る道の手前に、「みぎをみて ひだりをみて とまれ」の表示。こちらはコアラのイラストです。
↑水路が広がり、池状の憩いの場になっています。
↑途中、「せせらぎに咲く花達」として植栽の植物一覧の案内板があります。ハマナデシコ・ハナミズキ・サンゴジュ・ヤマボウシ・アヤメ・イチイ・オトメツバキ・ツツジ(ヒラド・クルメ・レンゲ・オオムラサキ)。
↑茂みを通っても遊歩道へ合流できます。
↑群生したガマの穂の中を木道で散策できます。
↑生活道と分岐て続いていきます。
↑カラフルな石柱を使った装飾。
↑公園と隣り合わせで続きます。
↑次の横断する生活道手前には「あぶないよ!よく見てわたってね」標識。先の入口には「自転車は降りて通行して下さい」です。
↑生活道の下をで通ります。右に余水吐が造られています。
↑道を渡った先の標識のウラは…、「一時停止」いろいろ考えられた標識が設置されています。
↑木道が造られて水路の上を横断します。
↑住宅地の間をぬって続きます。
↑「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」台新町内会による町内全域あいさつ道路の看板。ここを通る方はみんな挨拶してくれます。
↑化粧石で装飾された遊歩道。
↑手入れの行き届いた植栽は見事です。
↑次の横断道手前に立つ「とみだしちゅういだヨ」のイラスト入り標識。
↑ウラはやっぱり!「自転車は降りて通行して下さい」です。
↑島二丁目の交差する道に立つ「せせらぎlこみち」の表示。
↑横断道を渡った先の標識のウラは…、「とびだしちゅういだゾー」バリエーションが豊富です。
↑植栽の植物の説明書きが随所に付けられており、とても親切です。
↑自然石もふんだんに使われています。
↑水路に架かった木製の橋を渡って進みます。
↑ここにも化粧石で装飾され、憩いの場になっています。
↑左のフェンスは郡山女子大学附属高等学校運動場です。
↑防火貯留水槽の説明看板。ここの遊歩道の下には、下水道と防火用の3つの水槽が併設されています。362立方メートルと188立方メートルと86立方メートルの合計636立方メートルです。
看板には、貯水量:640立方メートル、延長:430メートル、深さ:2.5メートル、幅:0.75メートルとあります。
↑平行する道路にある防火貯留水槽の蓋です。ここから取水できるようです。
↑この先、道路を横断し「開成山公園へと続いていきます。
↑横断道手前に立つ「とみだしちゅうい あぶないケロよ」のイラスト入り標識。
↑道の下を通ります。ここも右側に余水吐が造られています。